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Misaki_yuyyuyu’s blog

好きなものを紹介したり備忘録のため

RIETAN-FPインストール時 エラーが出るとき確認するべきポイント

結晶構造解析に用いるツールで最も有名なRIETAN-FPについての記事です。
当時NIMS所属の泉富士夫氏によって開発されたソフトウェア
RIETAN-FP・VENUS システム配布ファイル
インストール時に詰まりがちなところだけピックアップしてまとめておきます。


基本的なインストール手順は名古屋工業大学の石澤先生の解説によくまとまっています。
http://www.crl.nitech.ac.jp/~ida/education/CeramicPractice/xrd.pdf
このテキストに沿ってインストールしていきます
ただし3-1-3(3)のドライブの変更は普通必要ありません

エラー① FapatiteJ.batがない

石澤先生のページ
http://www.crl.nitech.ac.jp/~ida/education/CeramicPractice/
ここにFapatiteJ.bat.txtというファイルがあるので、ダウンロードして拡張子を.batに変更します。

ちなみに3-1-4(3)のドライブの変更はここでも必要ありません。

エラー② Fapatite.batをクリックしても何も起こらない

Fapatite.batを右クリック→編集で
SET RIETAN=Z:\Program Files\RIETAN_VENUS
SET PATVIEWER=Z:\Program Files\RIETAN_VENUS\RIETVIEW.EXE
のZドライブになっているところをCドライブに変更
f:id:Misaki_yuyyuyu:20161231142821p:plain
とりあえずそれっぽい感じ

エラー③ insファイルが書けない!

cifデータがある場合は、vestaで開いてから、File/Export Dataで出力ファイルをinsで指定
空間群とかも自動で設定してくれるから楽ですね
・・・と思ってたんですが、出力されたinsファイルでpowder diffraction patternを出力すると変な結果になります。

ピーク位置は合ってるんだが、強度がちがう・・・と小一時間悩んだ結果、
どうやら原子変位パラメーターBがめちゃめちゃでかい値で出力されているのが原因のようです。
通常B=0.4~0.7くらいのところが78.966という値になっています。なぜ・・
とりあえず全原子0.5に固定して、解析終盤に動かすと良いと思います。

エラー④ insファイルが更新されない

NUPDT = 1にしているのに、insファイルが更新されない
http://krdg.sitemix.jp/
この方のサイトを参照して解決しました。lstやitxは更新されてるのにinsだけダメ・・
どうやら出力時にエラーが起きていて処理が途中で止まってる模様
MEM、ORFFE、EXPO、NFRの出力設定を変えます。使わないなら全部出力しないで良いと思います。

エラー⑤ insファイルが文字化けして今までの解析がオジャン

わりとよくある。日本語でもEUC-JPのエンコーディングで保存すればいいだけの話ですが、
うっかり違う形式で保存して文字化けしても面倒だし、最初から英語で書いたほうが無難かもしれないです。
僕はRIETAN_VENUS_examplesフォルダの中にあるBaSO4.insファイルをひな型にして書いてます。

エラー⑥ 解析は終わったけど出力グラフが白紙だ!

NPAT = 2に変更

エラー⑦ Missing } to indicate the end of linear constraints

制約条件に不等式を入れると発生。特に}で閉じ忘れているというわけではないw
占有率を0から1に制約したいんだが、この機能は付加できないのか・・・?
なにか情報をお持ちの方教えていただけると大変助かります。

なんか他にも詰まったところがあったけど、思い出せないのでとりあえずここまで
またなにかあれば随時追加します。