Misakichi’s ログblog

好きなものを紹介したり備忘録のため

Raspberry Pi 3でお天気モニターを作った話【PiClock】

はじめに

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↑が完成図
朝家を出る直前に手軽に天気と時間を確認できるようなものがあればいいと思っていたところ、Youtubeで↓のような動画を見つけた。
www.youtube.com
もともとHackaday.ioというサイトに公開されていたプログラムをもとにして作成したようだ。設定ファイルはほとんどpythonで書かれているため、pythonユーザーにはとっかかりやすい。また実行にあたってOSはraspiである必要はなく、windowsでもmacでも動くみたいだ。
hackaday.io
なんかかっこいいから僕もやってみましたw

必要なもの

raspberry pi本体と電源、microSDカード

適当なモニタ(hdmi接続できるなら家にあるのでいい)初期設定に使うUSBキーボード*初期設定に()USBマウス*VNC接続確立後、必要なくなります。

OSのインストールとVNC環境の整備

OSのインストール

qiita.com
インストール後、ネットにつないだらVNC環境の整備をする↓

VNC環境の整備

izmiz.hateblo.jp
によくまとまっています。


VNCについて
OS立ち上げ時にVNCソフトが自動起動してくれれば便利です。今回使ったrealvnc-vnc-serverの場合、特に何か設定はしてないのですが、ちゃんと自動起動してくれます。前にtight-vncというソフトでvnc環境を作った時は、結構悪戦苦闘した気がするけど・・・ まあいいやとにかく、realvnc-vnc-serverは楽でよいソフトです。
IPアドレスの確認は、ターミナルでvncserver(もしくはsudo vncserver)と打てば確認できます。一番下に白い長方形で隠してあるところに表示されます(***.***.*.**:*の形式、コロン以下は特に必要ない)。VNCのserver側のパソコンとviewer側のパソコンで同じwifiにつないでいないと、うまく接続できないので注意
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PiClockの導入

本家サイトをもとに導入していく。
hackaday.io
LED照明(↑画像で虹色になってるやつ)・GPIOピン入力の温度湿度計測がオプションで追加できるが、僕は使わなかった。その場合、手順はかなり簡略化できる。↑のサイトでInstructionに22の手順が述べられているが、オプションなしでは12手順くらい。ステップ1~6は、VNC立ち上げまでに終わってると思うので、実際もっと簡単にできます。ではStep7から見ていきましょう

Step 7 Get all the software that PiClock needs.

libboost for pythonとunclutterは特に入れなくていい

Step 8,9

やらなくていい

Step12 Get the PiClock software

GPIOのところはやらなくていい

Step13 Set up Lirc (IR Remote)

やらなくていい

Step 14 Configure the PiClock api keys

Google API keyだが、発行したキーを打ち込むとうまくいかなかった。空欄でもいいみたいなので、それでやった。

Step 15 Configure your PiClock

変更点を示す
①自分の住んでいる地域に設定する
日本なら35.1234,139.1235くらいの数字。ここで確認できる
Googleマップで緯度・経度を求める
②壁紙
自分で好きに設定できる。PiClock/Clock/Imageに好きな画像をいれて、指定する。僕の場合例えばbackground = 'images/droid2.jpg'
③文字化け問題
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初期設定では文字化けが起こり豆腐が大量発生する。raspberry pi OSの言語設定を英語にしたら直る。

Step16 Run it!

ここまででほぼ完成です。

Step17 First Use

プログラムを終了するにはF4を押せばよい

Step18~22

特にやる必要ない

完成!

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ラズベリーパイは画面出力がすごく高解像度なので、それを活かしたものを作りたいと思っていましたが、良いものが作れました。PiClockの作者Kevin Uhlirさんに感謝。毎年正月休みにこういう電子工作をしてるのですが、来年はラズパイとニキシー管を組み合わせた機械をつくろうかなと計画中・・・
(おわり)